知人の山で栗拾い
ここ数年、知人の山や農地をお借りして、農作業や筍掘り、栗拾いなどを楽しむ生活になっています。私のチャーター便の仕事は、いつも瞬時に仕事モードに切り替える準備が必要ですが、ありがたいことに知人の山は高速道路のICに割と近くて、急なときでも仙台市内や仙台空港の仕事に少しのロス時間で対応できるのが嬉しいポイントです。
下の写真は栗拾いを始めたばかりのまだ少量のタイミングですが、実際にはこのカゴで何度も満タンになるほどの収穫量でした。

イガ栗から中身を取り出しました

次の難関は皮剥き
自宅に戻ったら洗ったり虫を退治したりして、翌日には皮剥きをしました。
皮剥きのニッパーのような道具を使って妻と二人で台所に並んで作業するのが毎年恒例行事です。
栗ご飯を炊くのは達人の妻
妻はご飯を炊くのは電気炊飯器は使いません。ストーブ鍋のご飯用のタイプを愛用していてい、これはつまりキャンプ場でご飯を炊くような感じでガスコンロの日ですが鍋でご飯を炊きます。
このストーブ鍋で炊くご飯の美味しいことと言ったら単なる白米だけでもご馳走なのですから、まして自然な無農薬で除草剤も使わない知人の山で自分の足で取ってきた栗による栗ご飯は最高なのです。

こうして妻と二人で健康で山に登って収穫する足腰がある、台所で栗の皮剥き作業ができる、そして美味しく食べる健康がある。
何事もない健康な生活に感謝ですね。
買ってきた方が早いし効率的なのか?
ここ数年間、農作業が趣味になっております。
家族、友人からはよく言われることがあります。
買ってきた方が自分で作るより安価だし、時間も無駄にならない。
今ふうに言えばタイパが良いらしいです(笑)。
でも、初年度はそうかもしれないと私も思ったのですが、今年で四年目くらいになってくると、年間通して行う農作業も上達してきました。
それでもやっぱりスーパーで買った方が安価だし、時間だって無駄にならないとは思います。
しかし、決定的に違うことがわかってきました。
自分で無農薬で肥料もほとんど使わずに作った野菜は美味すぎる!
もちろん、色、形、大きさなどの見た目はスーパーに並んでいる野菜とは比較にならないから、見た目の品質は自家製は悪いです。
しかし、食べてみたら美味いのです。
最初は、このきゅうりだけたまたま美味しいんでしょ?とか思ったのですが、何年間か農作業をする中で、かぼちゃ、白菜、トマト、ゴーヤ、ピーマン、じゃがいも、さつまいも、にんにく、ネギ、玉ねぎ、里芋、菊芋などなど様々な野菜を育てて食べてみて、すべて共通しているのは味が絶対的に市販の野菜より美味しいこと。
素材が上手いから料理上手な妻の手料理になったら更に美味しいのです。
野菜中心の生活へシフト
私は以前だと野菜中心の食事は嫌いでした。
野菜自体は好きでした。パクチー以外に嫌いな野菜はありません。
しかし、それでも食事のメインのおかずは肉でなければ嫌でした。
野菜は添え物とか小鉢とかサラダだと思っていました。
ところが自分で育てて収穫した野菜は美味しくて、今では野菜中心です。
ベジタリアンではないから肉も食べますが、おそらく農作業する以前と比較したら肉を買う頻度も量も激減しました。
今後の課題は虫対策と猪対策
借りている農地は山と設置しているから猪などに一夜にしてさつまいも全部食べられたりします。
自宅の庭も改装して畑にしてますが、こちらは猪や来ないけど、蝶々やコガネムシの幼虫に食べられてしまいます。
無農薬、殺虫剤も除草剤も全く使わない自家製野菜の最大の課題は動物と虫から守ること。
農作業、自家製野菜は最高だと思う
農作業は時間の無駄ではなく、種まき、苗作り、日々のメンテナンス、収穫、料理、食事、この全ての時間のトータルで食事なんだと思います。
五年前までなら私は自家製野菜を育てるなんて時間の無駄、お金の無駄と見てました。
でも、今では、全ての作業が楽しい人生の一コマだと思っています。
汗や泥に塗れて作業するのも昔なら絶対嫌いだったので、コロナ禍前だと体を使うために近くのオルトスポーツクラブに毎日通ってました。エアコンの効いた屋内で運動すると汗をかいても爽やかでした。
でも、今では直射日光を浴びて、泥に塗れて、汗だくで作業することが気持ち良いです。
もう農業大好きです。
ただ、業として取り組むのは難しいので、あくまでも自家製野菜を食べるだけ。
業務として野菜を作るとなれば、やっぱり農薬とか肥料とか使いたくなるでしょうし、そうしないと売れないでしょうから。でも今の私は自分が食べる野菜を無農薬で作って美味しく食べるので大満足です。